出典 http://www.oranda-cg.or.jp/japanese/supo-tsu.html
オランダ人は自転車が大好きです。サイクリングを楽しんだり、移動のために利用する自転車は、国民交通手段といえましょう。また、ウォータースポーツも盛んです。湖や水路に厚い氷が張り詰めると、オランダ人は一斉にスケートに興じます。
スポーツは、オランダ人の生活には欠かせず、オランダには数多くのスポーツ連盟やスポーツ学校があります。人口のおよそ570万人がそうした組織に所属、活動しているといっても過言ではありません。組織に属していなくとも、たくさんの人が何らかの形でスポーツに親しみ、そうしたスポーツ人口は合計で 700万人に達します。スポーツ連盟には約40万人のボランティア、そしてプロが2万人も働いています。
サッカーは大衆スポーツ、ナンバーワンです。オランダのサッカー連盟KNVBは、会員100万人を抱える国内最大のスポーツ組織です。毎週、アマチュアからプロまで様々なレベルの試合が展開されます。
多くのプロのクラブは、近代的なスポーツ設備を整えていて、アヤックスがプレーするアムステルダムのアレーナ、フィテッセのホームグラウンドであるアーネムのヘルレドームは、世界でも有数な最新式スタジアムとして知られています。ロッテルダムのフェイエノールト・スタジアム(愛称デ・カイプ)およびアイントホーフェンのPSVフィリップス・スタジアムも有名です。
熱心なスケートの国オランダには、400メートルトラックと、別途にアイスホッケー、フィギュア、ショートトラック競技用リンクを備えたスケート場が何十とあります。スケート競技で最も有名なイベントは、フリースラント州の全長220kmに及ぶエルフステーデントホト(11都市スケートレース)です。1997年に催された前回のレースでは、野菜栽培業者のヘンク・アンヘネントが優勝しました。ヘーレンフェーンのティアルフ屋内スケート場では、国際スケート競技が定期的に行われています。
ここ数十年、テニスの人気も急増しました。テニス連盟KNLTBには70万人を超える会員を抱え、オランダ第二のスポーツ組織となっています。この他、水泳、体操、バレーボール、バレーボール、自転車競技、柔道、ホッケー、ゴルフ、ハンドボール、コルフボールも盛んです。
オランダは昔からウォーターポロリーグの強国として知られています。また、ゴルフの人気が上昇中です。
中央政府は、スポーツは社会において貴重な価値があると考えています。それは、国民の健康という観点からだけでなく、スポーツの社会的な意義をも考慮に入れ、スポーツ組織に対して援助金を出しています。大都市では、特別スポーツ活動が実施されて、少数民族の人たちのオランダ社会への融合を助けています。
スポーツ組織の収入源の大部分は、会員費、入場料や国が行う宝くじの収益からです。トップスポーツは企業のスポンサーの助けを享受しています。
スポーツ政策は、スポーツの統轄機関としてオランダオリンピック委員会(NOC)とオランダスポーツ連盟(NSF)が連盟した NOC*NSFに任されます。NOC*NSF のトップスポーツ部門は、その分野に秀でる男女選手に、社会的な、および医療的な支援を提供しています。トップスポーツ基金は、重要な試合に向けての充分なトレーニングを可能にするため、選手に財政援助を提供します。高齢者、障害や慢性疾患を持つ人々も、スポーツを楽しむことができます。